資金不足に陥った国内投資家がプロジェクトを外国の投資家への売却を検討するケースが出始めている。デザインの認可やライセンスの取得などのために数年を費やしたが、プロジェクトを完成させるに足る資金を準備できない投資家が多数出てきている。このような投資家の多くがその「子供」を育てることのできる者へのバトンタッチをし始めている。ABLand Real Estate Investment 社のVo Dinh Quoc社長によれば、多くの開発業者から外国人投資家を探す事を依頼されているとのことだ。ホーチミン市のある開発業者は、総建設費の20%しか準備できないため、海外のパートナーを探しているとのこと。またいくつかのディベロッパーはプロジェクト全てを海外投資家に売却したとのことだ。シンガポール系のKeppel Land Real Estate 社の代表は、プロジェクトの外国人への売却は現実的な選択の一つであるとみなしている。また外国人投資家の方もベトナム不動産市場に大変興味を持っており、長期投資についても資金的に問題は無ことに注目している。さらに、彼らはベトナムでの複雑な手続に明るくないので、既にライセンスを取得済みで、公的機関からの認可が出ている案件を引き継ぐことを好む点も指摘した。[6月11日 Thanh Nien Online]
確かに、海外の安い金利を利用してプロジェクトを進めたほうがいいかもしれませんね。
しかし、高値でつかまぬように気をつけたほうがいいでしょう。国民性というか、なんというか、損はしたくない、高く売らないと気がすまないという姿勢が非常に強い人たちですから。
ただ、弱り目になると投げやりになることも多いので、買い叩けるチャンスは意外と多いかも。
といっても、経済状況からして需要のありそうもないビルも次々と建設されているので、不動産の底はまだ先のような気がしますね。
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