2008年6月11日水曜日

ベトナム株 不動産銘柄


この7ヶ月あまり、ベトナム株は強烈な下げトレンド。7割、8割下落なんてごろごろある状態。特に不動産建設金融がひどいようです。
それもそのはず、建設資材が高騰し、借り入れ金利も上昇、だが不動産価格は下落。会社として苦しくないはずがありません。
また、不動産会社は通常レバレッジをかけてビジネスを行うはずなので、市場が数十パーセント動くと、その更に何倍も業績に影響するはずです。
いいときは、設計図ひとつと利権を利用すればすごく儲かるのですが、悪いときはその逆。
なので、実体不動産投資より不動産株のほうが乱高下が激しいのでしょう。
さて、ベトナム不動産投資を考える場合、当然不動産株投資も面白い投資材料となります。株のほうが先行してトレンドを作るので、不動産株が落ち始めたら、実体不動産はすぐに売らないとだめでしょう。
大体半年ぐらいはタイムラグがあるはずなので、欲をかかず損切りしてでも売ったほうがいいかも。今はもう遅いでしょうが。
ベトナム不動産株は今も相当な勢いで落ち続けているようですが、ここはいい買い時のような気がします。今年の業績はよくないでしょうが、実質価値より下にありそうなので、面白いかと。
ただ、株はギャンブル的要素が強いので、余ったお金で投資し、儲けたら元本は早めに抜いて長期投資が基本かな。

2008年6月10日火曜日

金塊で預金!


不動産を買うのはちょっと早い?
ベトナムドンはインフレで損する?
ドルはアメリカとともにじわじわと弱る?
株は動きすぎてリスク高い?
ということで、消去法ながら、今ある収入は金で預金するのはいいかもしれない。買って預けて年5.5%の金利がつく。
だいぶ高くなったので、毎月積み立てるようにすれば結構いいかも。そして、不動産や株が停滞していれば、そこでゆっくりシフト。
逆の動きをしやすい金融商品を2つ、プラス堅くて現金化しやすい商品を1つの3点ポジションにして、状況によりそれらの割合を10%から80%まで増減させるというのが私のベトナム国内資産運用ポリシーです。
ここからは、金と株の持分を増やし、不動産は増やさないほうがいいとおもうのですが、どうでしょう。

2008年6月7日土曜日

どこまで落ちる?サイゴンパールとマナー








ホーチミンに住んでいる人ならわかると思いますが、グエンフウカン通り(レタントン通り東に延びる道)に、高級マンションのマナー(フェーズ2建設中)とサイゴンパール(建設中)があります。

現在平米2,400ドルぐらいからで結構多く売りに出されています。数週間前、数ヶ月前は2,700~3,500ドル/m2でした。これらは成約価格ではなくて、オーナーが売りたい値段なだけです。実際の成約価格はこれより1割は低いのではないかと予想されますがどうでしょう。

開発業者の販売価格は、私の記憶では1,300~1,800ドル/m2(3年前と1年前)です。建つ2年も前から、個人が買って転売、そしてさらに転売となっていたケースも多く、バブルの投機マンションの典型です。

内外装がいいマンションなので、外国人なら住みたくなる雰囲気で、立地もいいです。

ただ、マナーのほうは、雨季に前面道路が水浸しになり、地盤が不安ではないかと心配する人も少なくないとのこと。

私が思うに、サイゴンは全部地盤が悪く、特に2区と7区は要注意でしょう。阪神大震災レベル(より弱くても)の地震があれば、全部倒壊するはずです。

マナーのフェーズ2はここ数ヶ月建設が止まっているようです。建設費高騰の影響でしょうか。

建ってもいない上記のようなマンションが、今後どのような値段まで落ちるか非常に興味深いです。開発業者の販売価格ぐらいまでは落ちるかもしれませんね。

キャッシュを持って、思いっきり下を指して待っていればそのうちいい買い物ができるかもしれません。ただ、どうせ住む人は多くないので、買うのは完成していろんなことを確認、点検してからのほうがいいですね。
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2008年6月6日金曜日

ベトナムとラオスを結ぶ道路が開通へ


ラオスのXieng Khuangs省とベトナムのNge An省を結ぶ新しい道路 (全長31メートル) が2008年に開通するとのことだ。総投資額220億ドン (約140万ドル) のこの道路が開通することにより、ベトナム・ラオス両国の投資・貿易等による交流の拡大が見込まれる。ラオス政府側の出資比率は60%となっている。[6月6日 VBF]

さて、皆さん、ラオスという国をご存知だろうか?北ベトナムの西内陸に位置し、人口は600万人程度でベトナムの1/10に満たない。フランスから独立したのは1949年、と、意外と最近ですね。

この新しい道路は、規模は小さいですが、周辺経済にとっていいですね。不動産投資も、このようなインフラに力を入れれば国力は上がっていくでしょう。行き過ぎると日本の道路公団みたく税金の無駄遣いにはなりますが、ベトナムは交通インフラが遅れすぎているので、今回のようなプロジェクトは◎!

2008年6月5日木曜日

更にドン安! ビンタンの中古アパート49m2 46000ドル


昨日、街の両替所でドルをベトナムドンにかえたら、なんと17,700ドン=1ドルでした。
ドン建て表示の商品や不動産を、ドル資産家が買うにはいい時なのかもしれませんね。
定期預金がばからしくなり、金塊預金へと変わるのでは。信用があって、金塊を扱う銀行は意外と儲かるかもしれませんね。



Listed May 20, 2008
Listing : Home for sale
Property : Apartment
Beds : 1
Price : 46,111 USD
Baths : 1
SqM : 49 m2
Number of levels : 5
Street : Main street
New construction : No
Occupied : Yes
Fee includes : Garbage, Water
Most units feature Air conditioning Internet Motobike parking Pink book Security Person Security System

Mieu Noi apartment for sale, block A2, South-East direction, 3 balconies, using area: 49 sq.m exclusive of balconies and corridor's area), newly upgraded, nice interior, wooden floor, water heater and air conditioners, ADSL, telephone, cable TV, leave some furniture, near school, market, hospital, district 1,3, and Phu Nhuan district.
さて、上記物件。平米941ドルとなっており、前のブログでのピンクアパートよりだいぶ割安?
中古なので当然ですが。一人暮らしの外国人に貸せば定期預金よりいい可能性があります。
46000ドルを定期7%でまわすと、月268ドルの利子。
感覚的には、ここなら外国人に400ドル以上で賃貸できるかも。
ただ、築年数が経っているので、この価格からのキャピタルゲインは見込めないのは間違いないでしょう。

2008年6月2日月曜日

オフィス価格下落



ホーチミン市ではAクラスオフィスの賃貸価格が高騰している一方、Bクラスオフィスの賃貸価格は変わらないか、場所によっては価格が低下する所も出てきている。現在、Bクラスオフィスの賃貸価格の平均は約45USD/平米で、2007年末に比べ7%の値上がりしてはいるものの、賃貸契約終了時に短期契約 (最長で2年契約) に切り替えたり、賃貸料の値上がりを嫌って契約更新をしないケースが出てきている。[5月30日 PLTPHCM]
売買価格が落ち始めた後、賃貸価格は落ちてくるのは当然の流れでしょう。確かに、賃貸期間も短くしたほうがリスクは少ないはずですね。
中心街には民家のような建物が何千ドルでレンタルされているようですが、その元凶は仮想?の土地値段にあります。建物自体がぼろぼろで2階建てであっても、ビルのようにした場合や土地を売ったときの価格を想定、逆算し、とてつもない賃貸価格になっているようです。現地ビジネスから収益還元で予想すると、とても採算が取れるような賃貸価格に思えないのは私だけではないでしょう。
さて、これからどうなるかというと、中心街のオフィスは、これから2、3年ぐらいは緩やかに落ちそうですね。5、6年ほど前は今の1/3ぐらいの賃貸料だったと記憶しています。会社の数も増えたのでそこまで落ちないと思いますが、どうでしょう。感覚的には半値ぐらいに落ち着くかと思うのですが。
不動産を見る場合、落ちるのが早いのは、田舎の土地(投機)→リゾート物件→投機物件全般→郊外のマンション→中心街の物件→オフィス賃貸→店舗賃貸→居住用賃貸、といった感じでしょう。もちろんホテルの価格も落ちます。
優良物件が叩き売られることも今後起こってくるでしょうから、そのとき現金がなくてはだめですね。キャッシュフローを生み出す資産への投資は怠りなく!

2008年6月1日日曜日

ドン安?




昨日USDをベトナムドンに両替したのですが、びっくり!
銀行の両替所では1ドル=16,247ドンなのに、場外(町の貴金属屋等での両替、ベトナム人が一般的に使う)では、1ドル=16,800ドンでした。
その差は553ドン!、3.4%もドン安にぶれているのです。
ドンの先行きに不安を感じて、ドルを買い込むベトナム人が増えたのでしょう。ちょうど7年ぐらい前までのベトナムと似た状況(よりひどいけど)。そのときも、銀行での両替レートと場外でのレートは0.5~0.7%ぐらい差がありました。
こうなると、ベトナムドンは高い金利だといってもあてに出来ない!と疑う人も多くなります。

ということで、前回の投稿で、ドン金利を元に投資パフォーマンス判断を若干しましたが、USDの場合を加筆しなければいけません。
今、USDの定期預金は7%/年です(現在最高は、アンビン銀行で7.6%)。月あたり0.583%の単利利子となります。
11万ドルだと641ドル/月の金利が入りますね。
買ってから貸す場合、空室率を年間一ヶ月とすると、1年の稼働率は91.7%。
641ドル÷91.7%=699ドルと、70ドルぐらいを管理費用等、修繕積立を50ドルとし、合計819ドル。で貸せれば銀行預金と同じ運用。この価格ではちょっと貸せそうにありません。

同様の計算で、80,000ドルだった場合は、630ドルで貸せれば銀行預金と同じになります。これなら、探せば借りる外国人はいるかもしれません(ベトナム人は借りないでしょう)。

すると、、、投資という観点からすると、買値は高くても70,000まででしょうか。まあ、デベロッパーコストが500ドル/m2だと仮定すると(2年ほど前から開発開始)、コストは33,500ドル(500ドル×67m2)。70,000ドルでも50%以上の利益率で売ることになり、開発業者は大儲けですね。

ちなみに、最高金利のアンビン銀行の株価(OTC市場)は額面割れしており、一番安いです。金利が高い銀行ほど危険度が高い、人気が無いというのはどこの国でも同じなのでしょう。

アンビン銀行URL:http://www.abbank.vn/
金利一覧:http://chungkhoan-vietnam.com/vn/laisuatnganhang.php